【Unity 6対応】Android & iOSアプリのビルド手順まとめ
AndroidおよびiOSアプリをビルドする手順を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
はじめに
こんにちは！Shizukuです🎨
今回は Unity 6 を使って、AndroidおよびiOSアプリをビルドする手順を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
🔧 まずはAndroidから！
1. 必要な環境を準備しよう
UnityでAndroidアプリをビルドするには以下が必要です：
- Android Build Support（Unity Hubから追加）
- Android SDK & NDK（Unity Hubでインストール可能）
- Java Development Kit（Unityに同梱済み）
- Android端末（USBデバッグを有効に）
2. Android Build Supportのインストール
1. Unity Hubを開く
2. 「インストール」タブを開いて、使用中のUnity 6バージョンの「歯車アイコン」→「モジュールを追加」をクリック
3. 「Android Build Support」にチェックを入れる
4. さらに「OpenJDK」「SDK & NDK Tools」もチェック
5. インストールを実行！
👉 Unityをすでにインストールしていても、あとからモジュール追加が可能です！
3. Androidプラットフォームを選択
Unityを起動し、以下の操作をします：
1. `File` → `Build Settings` を開く
2. 「Android」を選択して「Switch Platform」をクリック
4. Player Settingsを調整する
1. `Edit` → `Project Settings` → `Player` を開く
2. 「Company Name」と「Product Name」を入力（任意）
3. 「Package Name」（例: `com.example.myapp`）を設定
4. Minimum API Level：Android 7.0（API 24）以上
5. Target API Level：Automatic（最新）
6. Scripting Backend：IL2CPP（パフォーマンス重視）
5. 実機テストの準備（USBデバッグ）
1. Android端末の「設定」→「端末情報」→「ビルド番号」を7回タップ
2. 「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」をON
3. PCにUSB接続し、Unityでデバイスが認識されるか確認
6. APKのビルド
1. `File` → `Build Settings` を開く
2. 「Android」選択 → 「Build」または「Build And Run」
3. 保存場所とファイル名（例: `myapp.apk`）を指定
4. ビルド開始！
7. .apkのインストール方法
- Unityの「Build And Run」で自動インストールも可能
- 手動の場合はGoogle DriveやUSBで端末に転送 → インストール許可 → 起動！
✅ Google Play公開用に.aabを作る
1. `Build Settings` → 「Build System」を `Gradle` に設定
2. 「Build App Bundle（Google Play）」にチェック
3. 「Build」を押せば `.aab` ファイルが生成されます！
🍎 続いてiOSのビルド！
1. iOS Build Supportの追加
Unity Hub → `Installs` → 使用中のUnity 6の「歯車」アイコン → `Add Modules` →
「iOS Build Support」にチェック → インストール！
2. iOSプラットフォームへ切り替え
1. Unityを開く
2. `File` → `Build Settings` → 「iOS」を選択 → 「Switch Platform」
3. シーンを保存
3. Player Settingsを設定
`Edit` → `Project Settings` → `Player` にて：
- Company Name & Product Name を入力
- Bundle Identifier（例: `com.example.myapp`）を設定
- Version & Build（例: `1.0.0`）を入力
- Minimum iOS version：iOS 13.0以上
- Architecture：ARM64 に設定
4. その他のiOS設定
- Scripting Backend：IL2CPP
- Target SDK：Device SDK
- Enable Bitcode：No（Xcode側でも設定可能）
5. iOSビルドの実行
1. `Build Settings` → iOS選択 → 「Scenes In Build」にシーンを追加
2. 「Build」または「Build And Run」をクリック
3. Xcodeプロジェクトが出力されます
6. Xcodeでビルド＆実機テスト
1. Xcodeでプロジェクトを開く
2. `Signing & Capabilities` で Apple ID でサインイン
3. Teamを設定（Apple Developer Programへの登録が必要）
4. iPhone/iPadをMacに接続し、「Run」で実行！
7. App Storeへの提出
- `Product` → `Archive` でアーカイブを作成
- TestFlightで動作確認
- App Store Connect経由でアップロード！
📝 おわりに
以上が、Unity 6を使ったAndroidとiOS向けアプリのビルド手順でした！
実機確認やストア申請まで、最初は少し大変かもしれませんが、慣れてしまえばスムーズに進められるようになります。この記事が少しでもお役に立てればうれしいです！
#Unity#Android#iOS
